猫の瓜実条虫とノミ予防のお話
こんにちは!
今回は、猫ちゃんのお腹に寄生する「瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)」についてご紹介します。
今回ご紹介するのは、「お尻から米粒のようなものが出ている」とのことで相談に来られた猫ちゃんです。

確認されたのは 瓜実条虫(うりざねじょうちゅう) でした。
瓜実条虫は、犬や猫の腸に寄生する寄生虫の一種です。感染していても目立った症状が出ないこともありますが、肛門の周りや便に、米粒のようなものが付着していることで気づく場合があります。
この米粒のようなものは、瓜実条虫の体の一部である「片節(へんせつ)」です。片節の中には虫卵が含まれており、成熟した片節が体から排出されることで、飼い主さんが異変に気づくことがあります。
便を顕微鏡で観察すると、瓜実条虫の卵嚢が確認されました。

瓜実条虫の感染には ノミが関係しています。
瓜実条虫の卵を取り込んだノミの幼虫が成長し、そのノミを猫が毛づくろいなどの際に飲み込んでしまうことで感染します。
つまり、ノミが寄生している猫ちゃんは、瓜実条虫にも感染する可能性があります。
「うちの子は室内飼いだから大丈夫」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ノミは人の衣服やほかの動物などを介して室内に入り込むこともあり、完全に室内だけで生活している猫ちゃんでも感染のリスクがあります。
当院でも、完全室内飼育の猫ちゃんでノミが感染している子たちが時々来られます。
ノミは体が小さく、毛の中に隠れているため、飼い主さんがノミの存在に気づかないこともあります。
大切な動物たちの健康のために、しっかりとノミ予防を行いましょう!
ノミ・マダニ予防に関しての詳細は以下の「ノミ・マダニの予防」のページをご覧ください。

