誤食(針の飲み込み)

今回連続で投稿いたします!

若いワンちゃん・ネコちゃんで他にも気をつけたいのが誤食です💦

一例として先月あった異物誤食の症例をご紹介させていただきます。

(掲載許可いただいたオーナー様に大変感謝いたします🙇‍♂️)

針を飲み込んでしまったかもしれないとのことで来院されました。

針であれば金属ですのでレントゲンで確認できる可能性がありました。そのためレントゲンを撮影すると胃内を疑う場所に針の影を確認しました。

それぞれ横から、仰向けと撮影した画像です。

通常、誤食が疑われる際に実施できることとして吐き気を催すお薬を使って体外に出す方法がありますが、このような針や串など尖った物での実施は食道等傷つけてしまうリスクがかなり高いため不適応になってきます。(食道の裏には太い血管が走行しています。)
安全に摘出するため、全身麻酔下にて内視鏡(胃カメラ)を使い摘出を試みました。胃を貫通してしまっていた場合や、摘出困難な場所にあった場合は開腹下による摘出の可能性もお話ししました。


内視鏡で胃の中を確認するとすぐに針が見られました。胃カメラ越しに鉗子という、つまむための道具を使って注意深く摘出しました。

胃の中の針です。(内視鏡のモニターを写真で撮ったので見えにくい画像で申し訳ありません…)

今回お腹を開けずに済んでくれてよかったです。麻酔時間も短かったので30分以内には麻酔から覚醒してくれ、その後すぐ帰宅されました🤗
以降大きな問題なく、元気に再診に来てくれました✨

早めに気づいていただけて受診できたことも大事に至らなく済んだ要因だと思います。

犬は好奇心旺盛で、気になるものを口に入れて確認する習性があります。しかし、人にとっては何気ない物でも、犬にとっては中毒や腸閉塞の原因になることがあります。犬の誤食事故の多くは、飼い主さんによる環境管理で予防できることがあります。

  • 危険なものは手の届かない場所へ
  • ゴミや食べ物の管理を徹底する
  • 適切なおもちゃ選びとしつけを行う

など、日頃から「犬の目線」で室内を見直し、安全な生活環境を整えてあげましょう。万が一誤食が疑われる場合は、今回のように早めの受診が大切です。