犬や猫の糖尿病について

先月当院が開院してから、まだ1ヶ月ほどですが、継続ではなく新規で3頭ものわんちゃん、ねこちゃんの糖尿病を診断する機会がありました。

糖尿病は人だけでなく、わんちゃんやねこちゃんでもみられ、血液中のブドウ糖(血糖)を調節するホルモンであるインスリンの分泌不足や作用低下により、血糖値が慢性的に高くなる病気です。(おしっこの中にもブドウ糖が出てきます)

今回は、飼い主さまに知っておいていただきたい糖尿病の症状とリスク因子についてご紹介したいと思います。

こんな症状はありませんか?

わんちゃんやねこちゃんの糖尿病では、次のような症状がみられることがあります。

・元気がない、疲れやすい

・(ねこちゃんでは)かかとをつけて歩くようになった

こういった変化はもしかしたら糖尿病のサインかもしれません。

糖尿病になりやすいリスク要因

糖尿病の発症にはさまざまな要因が関与すると考えられています。

肥満

肥満は最も重要なリスク要因の一つです。脂肪の増加によりインスリン抵抗性が高まり、血糖値のコントロールが難しくなります。

年齢

糖尿病は**中高齢(おおよそ7歳以上)**で発症することが多いとされています。

性別(わんちゃんとねこちゃんで傾向が異なります)

犬:未避妊の女の子で比較的多い(ホルモンによるインスリン抵抗性)

猫:男の子で多い(特に猫では肥満の去勢したねこちゃんで発症が多いことが知られています。)

薬剤

長期間のステロイド薬などの使用が、糖尿病の発症に関与することがあります。

日常生活でできる予防

糖尿病の発症リスクを下げるためには、日頃の健康管理が重要です。

特に適切な体重管理が大事で、食事量やおやつの管理や特に去勢手術後であれば去勢手術後からの療法食もありますのでそのようなご飯に変えてみるのもおすすめです。

また、定期的な健康診断でも発見につながることもありますのでご活用ください。

糖尿病は血液検査や尿検査によって診断することができます。

早期に診断し治療を開始することで、重症化や合併症のリスクを減らすことが可能です。

今回ご紹介した内容が気になる方はお気軽に当院へご相談くださいね。